連日大騒ぎしてしまった脱皮失敗のヤドちゃん。
最後まで頑張ってくれたんですが、途中で力尽きてしまいました。
最初は諦めきれなくて、もしかしたら三回目の脱皮があるかもしれないって思って、動かなくなってもそのままにしてたんですが…
心の整理はまだついてないけど、今日水槽を片付けました。
晴れたらお墓を作ってあげたいと思います。
急遽水槽を片付けたのは、生きてる他のヤドカリ達が一斉に脱皮の準備を始めたからです。
脱皮床には限りがあるので新しく水槽を作って脱皮床を増やしてあげないと。
なんか…ヘビーな話になるんですが、脱皮に失敗したヤドカリが必死に生きようとしていたのを見て、一番最初に発見した時に、この子はもうダメだって諦めた自分が凄く嫌だなって思いました。
私自身はポジティブでもネガティブでもないと思うんですが、どうもネガティブな事に関して妙に諦めが早くて、必死で何かを変えようとした記憶があまりないんですよね。
他人の眼にはドライに映るんだろうけど、本音はすごく嫌だし悲しいし辛いけど、どうしようもない事は諦めるしかないって思ってたんです…
でも、このヤドちゃんみたいに、必死に何かを頑張れば結果が大きく変わったんじゃないのかな?って。
例え結果が変わらなくても悔いとかはなかったんじゃないのかな?って。
一番最初、ヤドちゃんが脱皮に失敗して裸の状態で居た時、貝殻に入れてあげるか結構迷ったんですよ…
ヤドカリの脱皮中に触るのは厳禁で、触ったストレスで命を落としてしまう子も居るので。
でも一番最初に☆になった子は、そのまま触らないで置いて暴れて貝殻の中に砂が入ってしまって窒息してしまったから、どうせこのまま放置したら乾いて死んでしまうだろうし、だったらちょっとでも生存確率を上げる為に貝殻に入れた方が良いだろうと思って押し込んだんです。
その結果、このヤドちゃんは二度目の脱皮にチャレンジして一時は持ち直したように見えたんですが、結果的には脱皮の途中で力尽きてしまいました。
延命できたのは多分一日半ぐらいです。
でも私はこの一日半が意味のないものだったとはどうしても思えないんですよね…
ヤドちゃんにとってはもちろんですが、私にとっても何かとても大事な事を教えられた気がします。
もしあの時、脱皮に失敗したヤドカリを貝殻に押し込まなかったら、乾いたヤドちゃんを見てやっぱりダメだった…って諦めたと思うんです。
多分貝殻に入れても結果は変わらなかったんじゃないかな?って思いながら。
確かにその通りで短い延命にしかならなかったけど、でもあの一日半があったのとなかったのでは全然違うんです。
きっと私が諦めて何もしなかった出来事の中にも、沢山の別の道や結果があったんだろうなって…
そういう事に気付かされた思いです。